平成26年4月26日に横三地区の総会・講演会等が、例年にならう形で本年度も「ヴェルク横須賀」を会場とし開催され無事終了しましたこと、まず報告させて頂きます。

本年度の講演会（14:00~15:30）は、講師として、本学の同窓（46K）で、中学教員や横須賀市の博物館勤務等され、全国ホタル研究会名誉会長等歴任されている大場信義先生をお招きし「ホタルからのメッセージ」という題でご講演頂きました。大場先生は、三浦半島のみならず国内全域さらに他国まで含め、地域や行政・小中学校等でのホタル生育のための自然保全・環境再生等についての数十年に及ぶ継続的でかつ熱心な研究活動、日本の西表島や北海道から、パプアニューギニア、中国、ブラジル等の世界中のホタルの具体的な生態等から環境破壊の問題、頭部から赤色を発光する昆虫等含めた個体レベルから分子レベルまでの話題を含め、大変広く深い内容でご講演を頂きました。
世界中で2000種程いるホタルですが、水辺で生息するものは大変少なくそのうち3種が日本にいるということ、小さな昆虫ではあるが環境破壊に対し鋭敏なメッセージを発していること。500万年という月日の流れの中で日本の文化と深くつながるホタル等についてお話頂きました。

講演会から引き続き行われた総会（15:30~16:00 17名出席）では、山本孝県支部長からご挨拶を頂いた後、通常議案である会計・事業の報告・計画、役員承認等についての提案が承認されました。

その後の懇親会は、横須賀中央駅に隣接するモアーズの「つきじ植村・旬泉坊（16:30~19:00）」で講師含めた15名の参加者で行われました。昭和20年代の同窓会の様子や三浦半島のホタルの思い出話、環境への厳しいまなざしの話し等も含めつつ、なごやかで大変楽しいひと時の後、散会となりました。

（報告者：横三地区会長　平田）

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