賀詞交歓会

2011.02.01 10:52 ― admin

平成23年度賀詞交歓会報告

平成23年理窓会神奈川支部賀詞交歓会が1月29日(土)、横浜桜木町駅に近いプリーズベイホテルで開催され、来賓を含めて71名の参加者が無事新年を迎え、会員相互の旧交を確かめることができた喜びを分かち合いました。

開会に先立ち、1月2日に逝去された当神奈川支部の元支部長で、理窓会副会長の田村應和様に対して出席者全員による黙祷を捧げ、哀悼の意を表しました。

次に、神奈川支部副支部長の山本孝による「田村先生ご逝去の悲しみを乗り越えて、田村先生の意向でもあります会員相互が理窓会という絆をとおして、友好と教養を深め、母校の発展に貢献しましょう」と開会挨拶があり、続いて、鈴木幹久理窓会神奈川支部長により、新支部長としての自己紹介と所信説明がありました。特に、「神奈川支部の会員の掘り起こしを行い、各地区会活動を活性化して、ますます活気にあふれる理窓会神奈川支部にして参りましょう」と熱く参加者に呼びかけました。

当初前半の来賓挨拶として、藤嶋昭学長と東京理科大学理事長の塚本桓世様、東京理科大学理窓会会長の山田義幸様からお言葉をいただく予定でしたが、藤嶋学長は体調が優れず欠席されました。ご出席されたお二人からは、理科大学の施設のリフレッシュ、葛飾キャンパスの竣工、理窓会館の完成等についての経過報告や、当神奈川支部の発展を祈念した挨拶がありました。

続いて、文化功労者、叙勲受賞者の紹介があり、神奈川県在住の藤嶋学長と大森実様(26B)、鈴木隆雄様(36B)へ記念品贈呈、出席された鈴木隆雄様より謝辞と受賞理由の説明がありました。

賀詞交歓会のセレモニーが一段落して、山本弘二様による「今を大切に、また、男性であっても日に3度は鏡を見て自己を省みよ」などと学生時代のお話を加えて、乾杯の発声があり、和やかな懇談が始まりました。

各テーブルの構成は初めての試みで、地区活動を充実させたいという鈴木支部長の意向で地区毎にしたこともあり、同地区のメンバーによる懇親を深めました。

続いて、懇談が一段落した頃に、当神奈川支部会員でもあります、桂歌助師匠(62S)による落語が一席披露されました。ご自身の出身地新潟や学生時代の思い出を交えながら、古典落語明烏(あけがらす)を熱演されました。
内容の一部を紹介します。

- 遊びを知らない堅物の息子、時次郎の将来を心配した商家の旦那に頼まれて、源兵衛と多助がうぶな若旦那の教育をするために連れて行った吉原でのお話です。当時、吉原は大門と言うところを通らなければ出入りが出来ないようになっていたそうです。初心な若旦那が遊女に怖じ気づいて逃げ帰ったらいけないので、「私たち三人で来たのだから一人で帰ることは出来ません。三人揃わないと大門から出られません。怖い門番が見張っています」と、本当は一人でも帰れるのに、若旦那を留める心算で脅かしました。あくる朝若い衆が「帰りましょうよ」若旦那を促しに来たのですが、あまり遊女の待遇が良かったのでしょうか、若旦那は帰ろうとせずに若い衆だけが帰ろうとすると、昨夜の脅かしを真に受けていた若旦那が「三人揃って帰らないと大門でつかまるよ」と言うのが落ちです。 -

理科大生の固さを暗示しての語りであったように思え、今更ながら、自らを振り返って柔軟性と適応性をもっと現役時代に身につけていれば良かったと反省しているところです。

歌助師匠による落語の後、今回初参加の方々9名の自己紹介があり、参加して楽しかったことや久しぶりに先輩方と会えた喜びを語っていました。

続いて、来賓挨拶として、東京理科大学維持会会長の森野義男様からは各地区理窓会に参加していますが、年々活発に活動しており、維持会としても喜ばしいことであり、また、引き続き大学の発展に寄与していきたいとのお話がありました。また、こうよう会神奈川支部長の高橋紀様は、理窓会神奈川支部と連携し同窓生の活躍を支援していきたいと述べられました。

次第が進み、平成23年度理窓会神奈川支部総会の案内が開催地区、横須賀三浦地区会長でもあります三浦秀文神奈川支部副支部長からありました。日時は平成23年7月9日(土)、会場は横須賀セントラルホテルです。詳細が決まりましたら、当HPでも紹介しますので、ご案内が届かない方は、そのHPの案内をご覧ください。

次に、学生時代に戻って大きな声で東京物理学校、東京理科大学の校歌を斉唱しました。東京物理学校出身の4名の方々は、残念にも体調を崩され参加できなくなった方々の分まで大きな声を張り上げて、母校の校歌を披露していました。

続いて集合写真の撮影がありました。撮影は当支部副支部長の細水亨様が写真館を経営されていることもあり、その腕前は参加された方々が承知済みのことで、毎回当支部の集合写真を依頼しています。今回も、参加者のご自宅に郵送されますので、ご期待ください。

閉会の辞は「多くの参加者が毎年、こうして旧交を温め、同窓の絆を深めておりますが、次回も皆様方ご無事での参加をお待ちいたしております」と細水亨様よりあり、再会を誓い合いながら別れを惜しみました。

今回の催しは、当支部副支部長の武藤泰典様による司会進行で、手際よく、また、挨拶される方が緊張せずにうち解けた状況でお話できるようにフォローや場作りをされ、和やかで楽しいものになりました。

賀詞交歓会の後、希望者による2次会が、近くの大黒屋であり、これには塚本理事長、高橋紀こうよう会神奈川支部長、吉田英子こうよう会神奈川支部長前支部長、鈴木支部長らも参加し、楽しさの続きに浸っておりました。

今回の、賀詞交歓会の準備や進行が円滑になされた背景には、参加された方々のご協力と当支部の役員や事務局の方々のご努力があります。深く感謝申し上げます。

文責、神奈川支部副支部長  山本 孝

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