理窓教育会 会長挨拶


「理窓教育会発展のため、活動の活性化を」  

理窓教育会会長 富岡 康夫
 
 東京理科大学の前身、東京物理学講習所が明治14年に21名の青年理学士によって創立され、建学の精神である「理学の普及は、国運の基」を柱に発展してきました。私たち同窓会は明治22年に創立され、昭和24年に「理窓会」と改称し、卒業生達は、まさに我が国の理学の普及に貢献して参りました。その関連団体の中で理窓教育会は小、中、高校の現場の教員として活躍している方々やOB,OGの方々の集まりで、会員の資質能力の向上や大学発展のための協力を目的としています。
 具体的には、「理窓教育会報」の発行や各教員の研修会、在学生の支援、「坊っちゃん科学賞研究論文コンテスト(高校生部門)」の側面的支援です。平成23年には新しい大学会館が完成し「PORTA神楽坂」と名付けられその6F、7Fに理窓会の施設が入りました。理窓会の事務室や会議室、そして交流の場である理窓会倶楽部があります。同窓の皆さんの更なるご活用をお願いします。理窓会の機関誌「理窓」、情報紙『理科大today』、理窓会ホームページ、TUS JOURNAL(東京理科大学報)もぜひご覧下さい。理窓教育会のホームページは、理窓会ホームページの中の、関連団体「理窓教育会」をクリックすると開きます。
 さて、理窓教育会の使命ですが、特に今日では建学の精神である「理学の普及は、国運の基」を柱にした大学を側面的に支援することと思います。現在本学の卒業生や関係者が理窓教育会を担っていますが、昨今の状況で教育に携わる団塊の世代が定年を迎え大量に新規採用が生まれています。多くの次の若者を育てる継続の問題が生まれています。幸いにして大学や教職教育センターの努力で教員採用試験の実績を上げていますが、全国に名を届かせた先輩方の後をしっかりと継ぐ人を育てなければなりません。そしてそのためにはまず支部の活動や組織が重要となります。理窓会の支部活動はしっかり行われていますが、それに頼り切って、理窓教育会の活動が曖昧になっている部分があると聞きます。この際、理窓会とともに教育会の支部活動を充実させて欲しいと思います。そのためには、まずは学校現場で同窓の教員をしっかりと把握し、支部で名簿等をしっかり作成し管理することが重要かと思います。支部では懇親会や様々な行事を企画していると思いますが、組織の基礎となるのは名簿であります。よろしくお願いします。
 また、平成21年度より実施している「坊っちゃん科学賞研究論文コンテスト(高校生部門)」は本年で第8回を迎え、ホームカミングデーが開催される平成281030日に飾キャンパスで開催します。私自身、国立科学博物館野依科学奨励賞の審査、SSHの生徒研究発表の審査、日本学生科学賞の審査の経験を活かして支援や運営を考えております。これに参加することは、生徒の励みになるとともに、指導教員同士の交流や授業改善へのアイデアなど多くの波及効果が期待されます。
  最後に理窓教育会が皆様方のお力添えで益々充実、発展することを願っております。
平成28年6月28日


最終更新日:'16/07/04


東京理科大学 理窓教育会