活動報告, 横浜地区
アサヒビール工場&寺島文庫見学会報告
横浜地区会では今年度第一回のイベントとして「アサヒビール工場&寺島文庫見学会」を行ったので
その報告をさせていただきます。
一部:アサヒビール工場見学
2016年5月24日(水)、「横浜地区会」は、アサヒビール茨城工場と寺島文庫を見学して参りました。
まず、青葉区のあざみ野駅から武藤泰典さんが運転するバスに乗り、高速道路を快走しつくばエクイスプレスの守谷駅で電車組と合流し、10分ほどでアサヒビールに着きました。
すると東京理科大学の本山和夫理事長(元アサヒビール副社長)がお忙しい中、駆けつけて頂き、我々一行を出迎えて頂き、ツアーガイドの方と一緒に工場の要所要所で解説をして頂きました。
見学の行程は、ビールの原料となる麦やホップおよび水の説明から始まり、仕込み、発酵熟成やろ過およびビール缶にビールを詰めるパッケージング工程などでした。
ちなみにパッケージング工程では1分間に1,500本の350㎖缶ビール(箱にすると63ケース)が生産されるのには驚きました。
また、各工程はオートメーション化され、従業員の数もまばらで、生産工程の効率の良さを実感しました。
なお、ビールの貯蔵タンクは、発酵・熟成タンクと呼ばれ、高さが20メートル程もあります。
そして貯蔵タンク1本には、500キロリットルのビールが入ってるそうで、350mlの缶ビールに換算すると約143万本で、毎日1缶ずつ飲むとすると貯蔵タンク1本を飲み干すのに約4000年掛かるそうです。
工場見学の後、地上60メートルの高さにあるAIMタワーと呼ばれる風光明媚な展望ホールで出来たばかりの美味しいスーパードライや近々発売予定のビールをご馳走になりました。
そして近くのレストランでランチを食べ、バスは次の目的地の寺島文庫に向かいました。
(東海林記)
二部:『寺島文庫』ミニツアー
千代田区九段北の寺島文庫ビルには午後4時前に到着しました。
『寺島文庫』は日本総合研究、多摩大学を率い、産官学会、メディアにおいて活動を続ける寺島実郎氏の情報発信の基点です。
1Fの『文庫Cafeみねるばの森』で一旦休憩してから4Fの『寺島文庫』に移動しました。
寺島文庫の鈴木敬子様のご案内でミニツアーが開催されました。
2009年4月に開設され、様々な分野の書籍や歴史的に貴重な資料約4万冊が収蔵されています。
主な収蔵品の紹介
◎ペリー提督「日本遠征記」1857年刊
(ペリー提督直筆サイン入り書状付)
◎ダグラス・マッカーサー「回想記」
(自筆サイン入り初版本、1964年)
◎『Flight of ENORA GAY』B29
(エノラ・ゲイ搭乗者直筆サイン入り、1989年)
◎ケンペル「日本誌」初版本、1727年
◎歌川広重「する賀てふ」、1856年
(発摺りの200枚のうちの一枚)
◎「牛車」(推定年代紀元200年前後[後漢時代])
途中、普段公開されていない2Fの書庫室も見学させていただき、約一時間が経過した頃、鈴木様から「再度1FのCafeに集まってください」という声がかかり、しばらくすると・・・、
な、なんと! 寺島実郎氏が現れて「寺島文庫の志」をお話し下さいました。
最後に「寺島文庫広報担当の文庫犬エリゼ」も一緒に記念撮影をして帰路につきました。
(北原記)