理窓2014年10月号
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関連団体通信関連団体通信12理窓光学会会長  松野 直 2014年10月26日(日)葛飾校舎で2回目のHCDが開催される。昨年より一層充実した催しとなるように関係者一同準備に怠りない。理窓光学会では、現在世界中で注目している自然エネルギーの利用の内、太陽エネルギーを利用する技術に注目し、「光導管プロジェクト」をテーマとした展示を企画している。 本プロジェクトは、理化学研究所が開発しているフレネルレンズにより太陽光を集光し、ユービックス社が開発している水溶液をコアに採用した世界初の大口径光ファイバーにより、自由に太陽光を室内に引き込むシステムの研究である。このシステムの活用により、暖房、紫外線による殺菌、照明、室内に設置された太陽光パネルによる発電と多彩な応用を可能とし、自然エネルギーの利用法として大いに期待される。会場では雨天の場合もあるので、太陽光の代わりの白色光をフレネルレンズで集光し、光ファイバーを通して目的位置に届ける様子を展示する。このプロジェクトには東京理科大学の関係者も多く参加しており、将来の展望が期待されている。当日は専門の説明員も加わり、大人から子供まで楽しく見て戴けるよう工夫する。 同時に、黒白の色から他の色を作れるか?をテーマにした遊びも計画している。コマの上に白黒で描かれた模様が、回転によってどのように見えるかを観察するもので、用意しているものは、ベンハムのコマとストロボ効果のコマである。人それぞれ視神経の反応が違うために、色が見える条件も人によって違う。単純なコマだから、回転の速さを変えてみるとかワイワイと楽しんでもらいたい。いわゆるぶんぶんコマ等は家庭でも楽しめる。当日は、当会の運営委員に加えて前述のプロジェクト関係者も参加するが、興味のある方はボランティアでの参加も歓迎する。 当企画ばかりでなく、HCD全体の様子は理窓会HPで逐次更新されているので、それも是非ご覧戴き当日の参加を期待したい。なお、年末の理窓光学会講演会は下記の通り。詳細は当会HPに掲載予定。***** 第65回理窓光学会講演会 *****日 時:平成26年12月6日(土)13:30~場 所:PORTA神楽坂7階理窓会第二会議室講 師:詳細打ち合わせ中運営委員/広報担当 長谷川 貢 理窓技術士会では、当会所属の技術士による現状の問題に関連した講演会を開催し、参加者と活発な議論を行いました。(PORTA神楽坂:7/19,9/13開催)(1) 「中国・ASEAN工場進出計画」 技術士・中小企業診断士事務所 橋本 隆氏(H26.7.19) 講師の海外工場進出プロジェクトの経験の中から、特に中国・東南アジアでの生産工場の立ち上げについて、生々しい体験を交え、短期立ち上げの秘策についてのお話しがありました。因みに講師が直接・間接に立ち上げた工場は国内7、海外は12の事業所を数えます。(2) 『原子力業界における「技術士資格」の活用と将来像」 原子力規制委員会原子力規制庁 畑 孝也氏(H26.9.13) 講師は、原子力・放射線分野の技術士として、原子力業界や国が必要とする資格者が不足している現状や、日本の原子力の安全確立などについてお話があり、原子力に限らず科学技術全般の安全性についても議論が及びました。 技術懇話会は、会員以外の参加も歓迎します。 (HP「理窓技術士会」で開催案内します。)理窓技術士会

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