懇親会で私の席は小林和彦さんのお隣になりました。
小林さんは(1983 理・応物)、現在富士電機津軽セミコンダクタ株式会社にお勤めです。私、渡辺(1967 理・物)は工業高校を1961年に卒業、後3年間、東芝トランジスタ工場材料課に勤務しました。
私の仕事はゲルマニウム、シリコンの精製装置及び単結晶インゴット製造装置その他の修理保守等がメイン。
現場で使われる言葉はまったく初めて聞くものが殆どで・ゾーン レベ リング (法) ・ゾーンリファイニング(法) ・チョクラルスキー(法) ・フローティングゾーン(法) ・メルティングゾーン・ガリウムアルセナイド・デンドライト・白金 白金ロジウム熱電対・発電ブレーキ 等々。
これらをキーワードに小林さんとの会話が弾み、御陰様で初めての実社会を学んだトランジスタ工場での作業3年間について、キーワード毎に装置、現場の風景を思い出しながらお話しすることができました。また、その内容は退社からこの日まで63年、何方ともお話しする機会がなかったことなので、お付き合いくださった小林さんには心から感謝申し上げます。
そして、小林さんから教わった最先端の半導体ガリウムカーバイド(GaC)のことは全く知りませんでしたので、只今、わくわくしながら勉強中です。
因みに小林さんお勤めの「富士電機津軽セミコンダクタ株式会社」ホームページでは 「事業内容」 について
「当社はこれまでマイコンを中心に培ってきた特色ある開発・製造技術を生かして、パワーエレクトロニクスのキーデバイスであるパワー半導体製品向けに半導体ウェハを提供しています。パワー半導体はインバータやNC工作機械、鉄道、自動車、通信機器、家電製品など様々な用途に使われて、高効率化と省エネに貢献しています。」 と紹介されています。
小林さん、とても楽しく、嬉しかったです。本当に有難うございました。