理窓会香川支部

 平成29年7月22日、喜代美山荘花樹海において、平成29年度理窓会香川支部総会を開催した。
 今回の基調講演は、東京理科大学理工学部建築学科を卒業された三分一博志先生に、「地球のディテール」というタイトルで講演いただいた。せっかくの講演なので、総会の前に、一般の方々へ広く案内し一般講演会の形とした。本講演会を主催するにあたり、高松市教育委員会、直島町、公益社団法人香川県観光協会、瀬戸内国際芸術祭実行委員会の後援、東京理科大学、理窓会本部、鹿島建設株式会社、喜代美山荘花次回の協賛、香川県建築士会の協賛により開催した。
 香川県建築士会の協力のもと、200名参加のすばらしい講演会となった。
 このあと、三分一博志先生のご同席のもと、理窓会香川支部総会、懇親会が開催された。

三分一博志先生のプロフィール

 1968年生まれ。東京理科大学理工学部建築学科を卒業。瀬戸内を拠点に建築が地球の一部となることをテーマに地域に根ざした設計を行う。
 2011年「犬島精錬所美術館」(岡山県)で日本建築学会賞と日本建築大賞を同時受賞。
 2017年 「直島ホール」(香川県)で2度目の日本建築学会賞とWallpaper* (英国誌)Design Award大賞を受賞。国内の公共建築では初の受賞となるなど、海外での評価も高い。
 その他代表作に「宮島弥山展望台」(広島県)、「おりづるタワー」(広島県)、「六甲枝垂れ」(兵庫県)など。2011年からデンマーク王立芸術アカデミー教授(非常勤)。
 現在、デンマーク(フレデリクスベア)にある王宮の地下施設跡を活用した美術館 Cisternerneで、エキシビション「the Water」を開催中。