2017/11/09
上を向いて進もう
「運」か「実力」か
5部降格という今年のプロセスは、どこまでが実力で、どこまでが運に左右されたのでしょうか。
正直なところ、その答えはわかりません。
国内プロでさえ、たった一人で40~50点挙げるときもあれば、チーム総力で50点くらいしか取れない試合もあります。
神楽坂と野田が一緒に活動できるようになって、2年。
確実にバスケットボールの実力向上が伴い、1年経った理科大チームでもその力は決して下がっていないと思います。
第3ピリオド
その証として、第1、第2ピリオド、即ち前半はスコアや流れがほぼ互角な展開が多くありました。 しかし、ハーフタイム明けの第3ピリオドで差を付けられるというゲームが幾度もあり、観客席からでもすぐわかるほどに相手は戦略を変えてきました。彼らには深い深い反省材料の1つに違いありません。
「頑張る」だけの限界
中学や高校のバスケットボールは、指導者の影響力がかなり大きく出やすいように思います。
しかし大学では、時間の使い方も部活への考え方も大きく成長し、各個人の自立と共にプレースタイルも変わります。決まった時間に決まった練習やフットワークなどをして、それだけで伸びるほどの「ゆとり」はきっとありません。ただ頑張るだけでバスケットボールを続けるのは、ギア初速のままフルスロットルになる可能性もあり、怪我も増えそうです。
新しいバスケットボールの世界を知って経験するから、勉学忙しくとも知恵や工夫、アイデアが生まれ、将来は良き「理科大バスケ」の伝統になっていくんだと考えます。
4年生の力
また、「集中」「冷静」「自信」の3つが重要と言われるバスケットボールにおいて、
あるべきパワーの“4分の3のチーム力”で、それらを他大学よりも強固なものにすることなど、出来ましょうか。
古きイメージの体育会的上下関係ではなく、バスケットボールの価値観高い上級生のプレーは、目先の話ならば、 この2年間での嬉しさと悔しさという素晴らしい経験が必ず活き、チームの根本的な発展につながる気がしてなりません。 フィジカルでもメンタルでも、まさに若さがあると思うのです。
上を向いて進もう
時に運もイタズラするバスケットボールという面白いこのスポーツにおいて、その実力とモチベーションを自ら高めることは、まさに大学や社会人スポーツの醍醐味に思います。
全ての対戦相手が再びガラリと変わる来年。
ポテンシャルの高い理科大バスケットボール部、本当に楽しいと思えるまでに一人ひとりが成長できれば、自他ともに認める素晴らしいチームに、そして「結果」になると確信しています。
さあみんなで、上を向いて進もう。
(文責:広報担当 追矢修司)