小学校1年生 出前授業「紙飛行機を宇宙の果てまで飛ばそう!」
令和6年1月19日(金)、千葉県袖ケ浦市立中川小学校1年生42名を対象に、本学の伊藤稔名誉教授による出前授業が開催された。
1 「お空のかなたにある宇宙のお話です」
新聞紙を広げ「この新聞を半分に折り、また半分に折り・・・を100回繰り返して
折れるとしたら厚さはどのくらいになりますか?」
A:10cm、・・・ 、D:20m、・・・ 、H:太陽以上(子供たちに手を上げさせる)
答:H
「新聞を100回折った時の大きさは?」 あ:ノート、・・・え:ゴマ、・・・、
き:新型コロナウイルスより小さい 答:き
2 「宇宙の大きさは?」 直径1m ・・・ 1km ・・・ 地球 ・・・ 月 ・・・ 太陽・・・
銀河系宇宙・・・
3 「地球をボーリングの玉(直径22cm)とすると月は6m先にある5cmの球で、太陽は
木更津市中心にあるビルの大きさになる。」
4 分子模型を子供たちに配って、「これは水分子です。(次に酸素の話)ヒトは酸素を吸い
二酸化炭素を出している。植物は、その二酸化炭素吸収して酸素を出している。(動物と植物の関係、地球温暖化やSDGsに触れる)」
5 空気のない世界・・・ガリレオの落下実験(NASA作成の動画を見せながら)「真空中では、重い鉄球も鳥の羽も同時に落下する。」
6 「自分で作った紙飛行機を宇宙の果てまで飛ばそう!」
折り紙を対角線で二つに折って直角二等辺三角形を作る。次に三角形の長辺を1cmほど数回折って、はじをつなげれば(止められなかったらセロテープを使う)筒状の紙飛行機の出来上がり。子供たちは夢中になって作り、飛ばした。ワーワーキャーキャー大盛り上がり。終業時刻を5分オーバーしてしまった。
小学校1年生に対して、伊藤先生の授業は難しいかと思ったが、杞憂でした。子供たちの学習能力の高さに驚きました。
建学の精神である「理学の普及をもって国運発展の基礎とする」を少しは実現できたと思います。発案者の小倉正敬支部顧問、講師の伊藤稔名誉教授、袖ケ浦市立中川小学校の皆様に衷心より感謝申し上げます。
文責:杉浦雅美