理窓会奈良支部

去る4月3日に行われました首件ハイキング「洛西の名刹と竹林の里を
訪ねて」に行ってきました。参加者は12人でした(内平成の卒業生が
3人)。花冷えのする肌寒い日でしたが、楽しいハイキングでした。
JR向日町駅集合の後、駅前より出ている善峯寺行きのバスに乗り
終点で下車した後、山門まで急坂を上っていきました。先ずは山門を
バックに全員で記念写真を撮りました。境内はすごく広いところで
まだ桜のつぼみは少し硬くて残念ながら咲いていませんでした。
ここは日本一有名な松でよく知られているお寺です。木の高さは
2m足らずですが、横にきれいに伸びた枝が50m余りあり壮観な感じが
致します。国の天然記念物に指定されており、「遊龍の松」という
そうです。また、東京理科大学創立125周年記念事業に参加された
大阪支部の今泉さんから母校の状況説明などがありました。
すぐ隣の三鈷寺というお寺に行き、京都支部の田中支部長さんの
計らいでご懇意にされているご住職より有意義な講和を聞かせて
いただきました。その後京都市街が一望できるお部屋を貸して
くださりお昼をゆっくり寛ぎながらいただきました。標高360mと
いう少し小高い山の上に建っていて京都タワー、比叡山、また
山焼きで名高い大文字山や妙法山なども見え京都市街を一望する
ことができました。これらの山は御所を向いているということでした。
お寺を下り少し歩いたところに十輪寺がありました。このお寺は
「なりひら寺」と言われています。歌人の在原業平がその晩年に
隠棲したことに由来するとのことでした。また塩焼きの風流を
楽しんだと伝えられる塩竈の跡や在原業平の墓もありました。
境内には一本の桜が見事に咲き誇っていました。この桜をバックに
再度全員で写真を撮りました。係りの人曰く「昨日から満開になった」
ということでした。三方俯瞰の庭といわれる庭園や豪華絢爛な襖絵
などがありました。3ケ寺をお参りしましたが,寒さのせいか参拝客は
非常に少なかったように思いました。
ここから灰方のバス停までえっちらおっちらわいわい言いながら歩いて行きました。途中よく手入れされている竹林をお見受けいたしました。
さすが竹林の里といわれる所以だと感じた次第です。この辺りを歩いて
いるころから少し日が照ってきて暖かくなってきました。全部で5,6㎞位
歩いたでしょうか。割合ゆっくり・ゆったりとした気持のいいウォーキングでした。