理窓会千葉支部

 本部より中根理事長,石神理窓会会長,森野維持会会長をお迎えして,平成27年度千葉支部総会を開催いたしました。

 「めざせ エベレスト!」 “山は登ろうと思わないと登れない”この目標に向けて,理事長からの熱いメッセージを聞くことができました。授業力や就職力は非常に高いのですが,グローバル化という観点は,非常に弱いということでした。また,大学の世界ランキングでは,400番台であること,それでも私学の中では上位に位置しているとのことですが,今後に向けてドクターの人数を増やす必要性を強調していました。

 記念講演は,香川学園メロス言語学院の学院長付事務局長,香川武先生をお迎えして,「日本の私費留学生受入の現状と取組」という演題でご講演いただきました。丁度理事長の話と関連している部分があり,大変興味深い講演でした。日本は少子高齢化で,今後留学生の存在はどんどん増してきます。中国・韓国・台湾,そしてベトナム・ネパール・スリランカからの留学生も増えており,実際の数値を聞いて,留学生の実態に驚かされました。

 講演会では,中国から留学してきて現在,慶應大学に在籍している学生の話もありました。留学生から見た日本人は,「言いたいことを言わない。オブラートに包んでしまう。」と感じているようで,会員のみなさんも頷いておりました。また,日本の高校生との交流の機会を設けており,その様子も紹介していただきました。日本の学生の中には,「留学生が来てくれるなら,留学しなくてもいい」といった,内向的な感想があり,驚いたところです。留学生は,とにかく日本の学生とは比べものにならないくらい勉強しているということで,日本の若者の奮起が必要となる時代に突入したのではないでしょうか。

 最後になりますが,懇親会では今年も会員の葛田氏から,参加者全員にお赤飯と梅干が配られました。毎年いただく心のこもったお赤飯と梅干,ここに小倉支部長の人情を重んずるお人柄が表れているのだと思います。小倉支部長,3年間お疲れ様でした。そして,総会にて,真田支部長へとバトンが引き継がれました。今後とも千葉支部をよろしくお願いいたします。
(HP担当)