2021年9月18日
信州支部総会では、毎回、講演会を開催しています。今までの講演者につきましては、こちら(←クリックしてください)をご参照ください。
さて、令和3年度のご講演者は以下のように、信州大学の植村健先生にお願いすることになりました。植村先生は、東京理科大学工学部第一部工業化学科ご卒業、有機合成化学の分島郁子研究室出身とのことです。学部卒業後は生命科学研究科を経て、東京大学大学院にて博士(医学)を取得され、その後、信州大学医学部で講師を経て、現在は、学術研究院総合人間科学系で准教授をされています。
短い講演時間(質疑応答を含めて45分)ではありますが、理窓会員の皆様方に置かれましては、少しでも関心や知識を広げるためにも、聴講していただけると幸いです。生涯を通じて、興味や関心の幅を広げ、最新の知識に触れ続ける努力を楽しむことも「東京理科大学らしさ」だと考えています。そのための一助になるとしたら幸いです。
【重要です!】
講演会に参加するためには事前登録が必要です。こちら(クリック!)からお願いします。事前に「パスワード」をお送りしますので、当日は、こちら(クリック!)からZoomのアドレスが記載されたページにお進みください。現在もアクセスできますが、記載されているパスワード(tushcd=東京理科大学ホームカミングディ)は当日は使用できません。当日は、Zoomのところにあるアドレスをクリックしていただけば入室できるようにしてあります。事前登録していないと、入室許可されませんのでご注意ください。注意事項も記載しますので、入室の際には、ご協力をお願いいたします。
記
- 講演日時:2021年10月31日(日)15:30から16:15(時間は前後する可能性があります)
- 講演者:植村健 氏(信州大学学術研究院総合人間科学系 准教授)
- 演 題:脳の働きを分子レベルで考える
- 講演者からのコメント:ヒトの脳には1,000億もの神経細胞が存在し, 神経細胞同志が「シナプス」とよばれる構造で連結し、神経回路という複雑な配線を作ることで記憶・学習をはじめとする高次の脳機能を可能にしています。このシナプスの形成は脳の形成や発達の最も重要な段階の一つです。また、精神遅滞、自閉症、統合失調症などの精神疾患は脳のシナプス形成の不全をはじめとする脳の発達障害が関係していると考えられています。本講演では、シナプス形成を担う分子の働きとその機能破綻によって引き起こされる発達障害についてお話しいたします。
以上